2012年9月6日木曜日
岸良裕司と稲盛和夫。強く優しき巨人たち。
◎100の宴会芸をもつ男
その学生の特技は「宴会芸」であった。一年生を3回やって、6年間も大学にいたという彼は、毎日昼遅くに起きだして、皆と集まり飲みにく。そんな生活の賜物が、彼の宴会芸であったのだ。
この宴会芸、思わぬところで役に立つ。彼が入社した「京セラ」において、「100の宴会芸をもつ男」として、部長に気に入られ、その部長の部署、海外営業部へと引っ張られていくことになったのだ。
ところが、その宴会男にとって、この話は少しもありがたいものではなかった。なぜなら、外大を出たはずの彼は、英語がてんでダメ。同期は7人いたというが、彼以外は皆、当然のように英語がペラペラであった。
「毎日が苦痛でしかなかった」。そう彼は振り返る。
2012年7月10日火曜日
「豊かさ」を測る新しい経済指標。日本は世界一。
その国の「国力」を表す最大の指標は、現在、GDP(国内総生産)という数字である。
この数字によれば、世界最大の国力を有する国家はアメリカであり、日本のGDPは10年も20年も失われたとされ、挙げ句の果てに数年前には中国に追い抜かれて3位に転落した。
しかし、このたび国連が示した新しい指標を見ると、なんと日本は世界最高の「人材」を有している国家であると高く評価されていた。
3.11 大震災の大混乱時における日本国民の「立派なふるまい」は世界を刮目させることにもなったわけだが、今回の指標はそのご褒美ではなく、国民の教育や労働熟度などを勘案されたものであった。
この指標に従えば、日本は依然として中国よりも豊かな国家であり、両国の間には、2.8倍という厳然たる開きが存在する。
2012年6月20日水曜日
「犬神」のもたらす好ましからざる富
四国・徳島の山あいに、「賢見(けんみ)神社」という一風変わった神社がある。
何が変わっているかというと、この神社は日本で唯一、「犬神」を祓う神社なのだそうな。
そのお祓いの特徴は、「金幣」という鈴のついたジャラジャラで参拝者の邪気を払うところにあるという。また、高音と低音がおりなす祝詞(のりと)も独特の調子である。
※賢見神社の創建は、およそ1300年以上も前の5世紀末、聖徳太子のちょうど生まれる頃である。この社名の由来は「犬を観る→犬(けん)観(み)→賢見(けんみ)」。
なぜ四国にこのような神社があるのかというと、四国は古くから「犬神の本場」とされてきたからである。
四国に犬神の多い理由は、この地に「狐」が住まぬゆえだといわれる。ほかの地方ではキツネの仕業とされる「狐憑き」までが、すべて犬の仕業とされてきたのだとか。
風評は「情報の一つ」。星野佳路氏
東日本大震災(2011)の被災地となった東北地方。
それ以来、「風評被害」という言葉が東北のアチラコチラから絶えず漏れ聞こえてくる。
風評被害という言葉には、「どうしようもない」「しょうがない」といった諦観が漂っている。
それもそのはず。今季の東北のスキー場などでは「集客が半減した」というところも珍しくなく、場所によっては8割減などという信じ難い数字までがあるようだ。
そんな恐ろしい数字を見てしまえば、「風評被害のせいだ」と責任追求したくもなるだろう。
それでも、「星野佳路」氏は10年後の東北を見据えている。
「(震災が起こる前の)2010年の東北よりも、2020年には遥かに強い東北をつくる」
星野氏はリゾート開発の達人であり、今までに幾多となく廃れた観光地に新しい息吹を送り込んできた。
2012年6月7日木曜日
「ムラの掟」に縛られ続ける日本人
「『政策』ではなく、『政局』で政治が決まるのは、日本の特殊な現象だ」
経済学者の池田信夫氏は、そう語る。
「政局」というのは、政党や政治家の「動き」であり、そして、それらの「つながり方」でもある。
たとえば、元民主党代表の小沢一郎氏は、「公的には何の地位にも就いていない」にも関わらず、その去就が現在の政局の焦点となっている。
それは、とりもなおさず「彼を中心とする『非公式の人間関係』が、決定的に重要だからである(引用部分は池田信夫氏の記事より)」
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