2012年9月8日土曜日
「空飛ぶ絨毯」の夢。「ものづくり」が生み出すものとは…。
「もし、『空飛ぶ絨毯(じゅうたん)』があれば…、もっともっと多くの命を助けられたのに…」
空飛ぶ絨毯? 何かの冗談か、もしくは聞き間違いか? いや、そのどちらでもない。「空飛ぶ絨毯」と言った久保田憲司氏は「大真面目」だ。本気になって、空飛ぶ絨毯をつくろうとしているのだ。3.11の大震災の時、本気でそう思ったのだ。
天下未曾有の大災害の中、多くの人々が瓦礫の下敷きになっていた。その苦しむ人々を助けようと、懸命に探索するヘリコプター。しかし悲しいかな、ヘリコプターでは近くまで行くことができない。
「あぁ、こんな時に、地面から1~2mの高さをスーッと飛んで、どこにでも垂直に離着陸できる乗り物があれば…」
その乗り物こそが、久保田氏の言う「空飛ぶ絨毯」である。
2012年9月1日土曜日
最期に笑顔を…。悲しい過去にぬくもりを与える「おもかげ復元師」
笹原留似子さん
彼女は特殊な技能をもった女性。その技術とは、故人の痛んだ遺体を、丁寧に復元する技術。彼女は日本でも数少ない「復元納棺師」である。
傷だらけの顔をきれいに洗い、傷口や陥没した部分を脱脂綿で塞ぎ、さらに、特殊なファンデーションなどを使って、生前の姿に復元してゆく…。
◎会わせてあげたい…
その日、笹原さんが訪れていたのは、妻を亡くした飛田啓章さん(36)のお宅。妻・佳子(けいこ)さんは、東日本大震災の大津波により、帰らぬ人となっていた…。
佳子さんが大津波に遭ってしまったのは、幼い子供たちを心配して迎えに行ったその途上。車ごと大波にされわれてしまったのだという…。それでも不幸中の幸いは、子供たちが皆無事だったということ…。
そして、遺体が見つかったのは、その一ヶ月後。ようやく見つかった佳子さんは、車の中で変わり果てた姿となってしまっていた…。
「最期に、子供たちを母親に会わせてあげたい」
夫の啓章さんは、そう強く想ったものの、被災してしまった姿では、とても子供たちに会わせられない。そんな時であった、啓章さんが復元納棺師・笹原さんの存在を知ったのは。
2012年8月27日月曜日
不妊は女性ばかりの責任か? 日本と世界の差
日本で「不妊」の検査や治療を受けたことのある人は、「6組に一組」という多さであるという。さらに、「体外受精」の件数は年間21万件と世界最多、ここ5年間で倍増している。
こうした事実はひとえに、多くの日本人が子供を産むことを切望している証でもある。そして悲しくも、それが叶っていない証でもある…。
ある専門家はこう指摘する。「日本人は『不妊についての正しい知識』が不足している。そのために、次々と新たな不妊を生み続けているのです」。
はて、不妊についての正しい知識とは?
2012年8月4日土曜日
日本の風土が育てた日本の子育て
とある山中、その夜の空は満点の星に輝いていた。
ところが、都会育ちのある子供は、その星空を見てこう言った。「空にジンマシンができたみたいで気持ち悪い」。
ある意味、その子の言葉は独特の感性をもっている。しかし、どうやらその感性は伝統的な日本のそれとはどこか異なっているようだ。
古来の日本人は、夜に鳴くスズムシの音(ね)に「美」を見い出した。それに対して、アメリカ人はその音を「うるさい」としか思わない。
生まれも育ちも異なれば、それは「感性の違い」となって現れる。その違いに良し悪しはないのかもしれない。しかしそれでも、日本的な感性が変化していくことに対しては、一抹の寂しさを感ぜざるを得ない。
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