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2012年8月26日日曜日

同じ原発を持つスイスと日本。日本の原子炉爆発をスイスはどう見たか?


フクシマの原発事故は、世界への「問い」となった。

「原子力発電は、是か?非か?」



あれから一年。当初は「感情的」であった反原発の気運は、世界中でスッカリ落ち着きを見せている。

フクシマ原発事故が起きる「前」、世界で建設中の原発は62基(計画中156基)。そして、事故から一年経った現在、世界で建設中の原発は60基(計画中163基)。

フクシマ前後で、その大勢に大きな変化がないことは明らかである。


2012年7月14日土曜日

クモの糸一本で絶滅を免れた「クニマス」の物語


その墨色をした魚は、その地元秋田県でも「幻の魚」とされてきた。

なぜなら、その幻の魚「クニマス」の暮らしていた湖は、日本一の深さを誇る「田沢湖」である(水深423m)。その深い深い湖底に遊ぶクニマスの姿はおいそれと拝めるものではなく、目にするのは産卵後に死んで、湖水に浮かぶ姿くらいのものであった。



◎深き湖底に閉じ込められた「クニマス」


「サケ科」の魚というのは元々、海と川を行き来するものであったが、その長き往来の途上、何らかの理由で川から出られなくなるモノもいた。

幻の魚・クニマスもそうして陸に閉じこめられた「陸封型」のサケであり、その閉じ込められた先は、幸か不幸か、日本一深い湖底であったのだ。

それゆえ、クニマスほど独自の進化を遂げたサケも珍しい。外部の干渉の少ない湖の底は、その個性を発揮するのに十分な環境であったようだ。イワナよりはやや小さい印象のある外見こそは、近縁種のヒメマスと似ているものの、その内部気管や生態などは実に独特なものであった。


2012年6月29日金曜日

使うほどに燃料が増えるという「夢の燃料」プルトニウム


そこには、「プルトニウムの缶詰」というものが置いてあった。

「プルトニウム」というのは断じて食品ではない。毒も毒、半減期2万4000年という化け物のような放射性物質である(原子番号94は、"苦しんで死ぬ"と覚えるのだとか)。

「その缶詰は、ポカポカと温かかった」と伊原義徳さん(88)は語る。プルトニウムが崩壊していく過程で発せられる「崩壊熱」で温かかったのだ。



彼がその缶詰に触れた場所は「アメリカ」。それは、伊原さんが「原子力」の技術を学ぶためにアメリカのアルゴンヌ国立研究所に留学していた時のことであった。当時、世界随一の原子力技術を誇っていたアメリカ。それだけに、猛毒・プルトニウムの扱いもお手の物であったのである。小さな缶に閉じ込めてしまうほどに。

アメリカの原子力に対する知識や技術に感銘を受けた伊原さんは、「あぁ、日本でも早くこんな缶詰が作れたらなぁ」と切に願ったという。