2012年9月1日土曜日
金メダルへの想い。なでしこジャパン
思い返せば、去年の女子サッカー、ワールドカップ。なでしこジャパンは、まさかまさかの勝ちを重ねながら、決勝では世界最強のアメリカまでをも打ち負かしてしまった。
「なでしこジャパン、世界一!!!」
この一報に、どれほど日本列島が沸いたことか。この勝利には世界も惜しみない賛辞を送った。FIFA(国際サッカー協会)は、「日本は世界の国が目指すぺきサッカーのスタンダードをつくった」と、”なでしこジャパン”の華麗なる「パス・サッカー」を激賞した。
あれから一年、今回のロンドン・オリンピックでは、「追われる立場」となった”なでしこジャパン”。王者としての宿命からか、世界各国の強豪チームから徹底的に研究され、その戦いは予想以上に厳しいものとなっていった…。
「各国からマークされ、大きなプレッシャーを背負う。それがワールドカップで優勝した日本の宿命なのです(アメリカ・ワンバック選手)」
2012年8月29日水曜日
失った自分、そして取り戻した自分。金メダリスト・内村航平
体操の「ウチムラ」と言えば、ロンドン・オリンピックで金メダルを確実視されていた男である。
前回の北京オリンピック、個人総合で日本に24年ぶりのメダルをもたらした「内村航平」。10代でのメダル獲得は史上初であった(当時19歳)。続く世界選手権も、3年連続で制覇。これは体操界、史上初の快挙である。
そして、その万全の状態で臨んだロンドン五輪。しかし、オリンピックという大舞台は、他の世界の大舞台とは一種異なる、独特の雰囲気に支配されていた…。
前回の北京オリンピック、個人総合で日本に24年ぶりのメダルをもたらした「内村航平」。10代でのメダル獲得は史上初であった(当時19歳)。続く世界選手権も、3年連続で制覇。これは体操界、史上初の快挙である。
そして、その万全の状態で臨んだロンドン五輪。しかし、オリンピックという大舞台は、他の世界の大舞台とは一種異なる、独特の雰囲気に支配されていた…。
2012年7月24日火曜日
鳥人的な空中感覚。内村航平に見える景色。
内村航平、23歳。
彼の成し遂げた世界選手権での3連覇は、体操競技において前人未踏の大記録であった(2011)。しかも、その3連覇を決めた東京大会においては、2位に3点以上もの大差をつける圧勝である。
2位以下の選手は、内村選手の抜きん出た妙技を褒め称えるより他にない。「ロンドン五輪もウチムラで決まりだ…」。
◎微動だにしない着地
国際体操連盟の元技術委員長だったフィンク氏は、内村選手の「着地の見事さ」を高く評価する。
「彼の着地は文章に句読点を打つようなもの。ピタリと止まることによって、審判の採点に良い影響を与えます。ウチムラの技術は世界最高です」
着地はわずかなミスでも減点の対象となってしまうため、演技全体の出来を大きく左右する重要な要素である。この点、着地を得意とする内村選手は圧倒的なアドバンテージをもつ。
鉄棒から飛び出した空中の彼は、他の選手よりも1回多くひねる。通常は2回のところ、内村選手は3回ひねるのだ。
1.5倍になった回転力は、当然のように着地をより難しくする。そのひねりの回転の速さは、世界選手権の審判でも見落としてしまうほどだ(日本チームの指摘により、得点は訂正された)。
そんな凄まじい回転のスピードでさえ、内村選手はピタリと止めてしまう。まるで高速の車に急ブレーキをかけたのに、シートから背中が少しも離れないように。
なぜ、彼の着地はそれほどまでに美しく決まるのか?
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